ウォーレン・バフェットから学ぶ
「スノーボール ウォーレン・バフェット伝」アリス・シュローダー著
言わずと知れた偉大なる投資家ウォーレン・バフェット氏。
そんな「オマハの賢人」に関する書籍は山程あれど、本書こそが彼について最も語られている伝記ではないでしょうか。
本書から私が得た教訓の内のひとつ。
それは「無我夢中で没頭することの重要性」です。
バフェット氏は興味や関心のあることについては「とことん」やり尽くしています。
例えば、彼はかなりの量の本を読み漁っています。名著「証券分析」については「どの部分であろうと引用することができた。そのときは、七、八〇〇ページの本に書いてある実例を、文字どおりすべて暗記していた。」というくらいの熟読ぶり。
また、新聞についても、図書館で何十年も昔のものも目を通しています。
とにかく興味を持ったり疑問が生じた場合には納得いくまでとことんやり尽くしています。
これこそ、とても大切なことなのではないかと思いました。
すなわち、とことん夢中になるということ。
これについては、堀江貴文さんも同じようなことをスピーチでおっしゃられていますね。
【ホリエモン】堀江貴文氏、近畿大学に来る!ホリエモンから卒業生に向けての感動のメッセージ
そうやって、寝食を忘れるくらい目の前のことに集中していれば、そしてそれを継続すれば、それが知らず知らず「自分の価値」となるのだと思います。
これからは「価値」が重要になるということについては、以前の記事でまとめた通りです。
↓過去記事はこちら
平均的に全てのスキルを伸ばすというよりも、何か一点でも良いのでドンドン伸ばす、そんなイメージ。
それはきっと、「何か一つ自分の中で秀でたものをつくろう」という考えからはうまれない。
バフェット氏や堀江氏がおっしゃるように、夢中になれるものでなければならないわけです。
AIやロボットの普及で、今後はますます自動化や人工知能による効率化が進むことが想定されます。
そうなると、平均的な仕事、単純作業の仕事というのは、もはや人間がする必要は無くなってくるかもしれません。
そのような中でどのような仕事が残るのか。
私はやはり、各個人それぞれにしか出せない「価値」こそが重要なポイントであると考えています。
そのためにも、バフェット氏のように、とにかく「興味のある分野に無我夢中で没頭すること」。これが大切なんだと思います。